第41章 youth 【準番外編】
「っえ…すごいねレイ。
いつの間にそんなに…」
夏油はレイのお椀に既に10匹以上は入っていることに気がついた。
硝子も同じくらいなのだが、あと少しでポイが破れそうだ。
「んもおっ!負けらんないのにぃ〜」
「硝子、反転術式使うとかナシだよ!」
「ちっ、バレた?」
たちまち硝子のポイは破れてしまい、約束通り店主に2枚目のポイを貰っている。
レイは全く破れる様子なくもう20匹に到達しそうだった。
「なあこれ終わんなくね?」
飽き飽きした表情で五条が言った。
「悟、君もやったらどうだ」
「えーだったら俺、射的とかのがいい〜」
コツを掴んできたのか、レイはもう50匹に到達しそうだった。
硝子はとっくにポイが破れて騒いでいたのだが、まさかのお椀2杯目のその光景に唖然としている。
夏油は感嘆しながらその光景を写メりまくっており、五条とクマは目を見開いて押し黙っている。
しかも・・・
レイの凄さに、周りに人だかりができてたちまち囲まれてしまっていた。