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walking proud~呪術廻戦~R18~

第40章 scene ■


「あの時はレイがさ…」


五条がぽつりぽつりと静かに喋り出す。


「なにがあっても僕を目覚めさせるって言ったんだよ…」


「うん……覚えてるよ…」


「でさ……花火が上がってさ……
そう…感じたんだ…」


「…ふ…びっくり…。やっぱりそれも私と同じ……」


「そもそもあの日のレイは、もういるだけでやばかったからね…
その浴衣姿と写メの着物姿でぜーんぶ思い出しちゃったわ…」


「私も…。懐かしいなぁ……」


「あん時はあんま表には出さなかったけど、内心すんごおおく興奮してたんだよ。ははっ…もうマジで抱きたかった。」


「もおっ、恥ずかしいじゃんっ
でもあのときの悟もそーとーやばかったよ?」

「…かっこよかった?」

「うん…完全にヤンキーみたいだったけど…」

「っはは、レイもだよ」

「ふふっ…だね。」


「くくっ…今思うと、ホントやば過ぎたよね、僕達…」


「うん…まさに青春…だったよね…」


「間違いなく、青春だったね…」




2人の頭の中には今、二度と訪れることのない、
あの日の儚い情景が回想されていた。
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