第40章 scene ■
せっかくだから京都校の面々一人一人とのツーショットの写メも撮り、皆との写メも撮る。
これでもかというほど建物や景色の写真も撮った。
加茂は前に、統一性の全くないメンバーでストレスでしかないと呟いていたのだが、この数時間でだいぶ絆が深まっているように見えた。
なんだかんだ言ってやっぱり遊びの団体行動は大事だ。
レイはさっきから東堂のしているロケットペンダントが気になっていた。
「東堂くん、あのさ、聞いてもいいかな?えっと…そのペンダントには一体何が入ってるの?」
東堂はなんの戸惑いもなくペンダントを開けて見せつけてきた。
「えっっ!」