• テキストサイズ

walking proud~呪術廻戦~R18~

第39章 dignity ■


次の日も、またその次の日も、


彼は私を激しく求めてきた。







夢中で彼を感じ取ろうと、



私は必死だった。





体温や匂い、鼓動、吐息…




彼の思いが、気持ちが、


私の全身を抉っていく。






今までの彼の全てが、


苦しみも、悲しみも、悔しさも、葛藤も、


抱えきれないほどの

その

全てが





私の胸を締め付けて、





私の名前を呼ぶ度に、


愛の言葉を囁く度に、




それがまるで叫びみたいに聞こえて




全部全部わかってしまうから、




私を壊されてしまうくらいに






すごく







すごく





切なくて




そして











苦しかった。



.
/ 1492ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp