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walking proud~呪術廻戦~R18~

第39章 dignity ■


何度も角度を変えて、これでもかと言うほど愛を注ぎ込むような口付け。
銀の糸が2人の口を繋いでいる。

「っは…ぁ…泣かないで、レイ」

「っ…だいじょ、ぶ…。悲し涙じゃないっ…よ…
嬉し涙…っ…」


それに……


「悟だって…っ…んんっ!ふ…んっ…」


眉を顰めて切なそうに潤んでいる五条の瞳。
銀の糸を伝ってまた瞬時に口を塞がれた。


くそ…
僕は…

こんなに涙もろかったのか?

でもさ…わかってよ…



僕が今…どれだけ嬉しいか…

わかってくれ…


こんな嬉し涙が流れたことなんてない…


ずっと求めてた
もうずっとずっと長いこと。


本当に100年もお姫様を待っていたみたいに…


自分でも呆れるくらいに…
なんでこんなに……こんなに……
僕は……



「っはぁ…ぁ…愛してる… レイっ…」


「私も…っ…愛してる…っ…」




切ないくらいに。
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