第39章 dignity ■
「すごい気持ち〜。やっぱお風呂はいいなぁ…」
「そうだね…癒される〜」
2人とも、素直な感想を吐露しながら目を瞑る。
レイは少し冷静になって
今の状況を考える。
異性とお風呂に入るなんて、
あのディズニーのときの傑と以来だ。
つまりたった二回目…
全然慣れてない。
でも…もしかしたら
これから何度もこうして悟と…?
悟はどう感じてるんだろう?
私はなぜだかとっても不思議な気分…
あんなに恥ずかしいと思ってたのに、
入ったら入ったでなんの違和感もなくて
むしろ昔からもう既に何度も一緒に入ってきたみたいな不思議な感覚。
緊張もしないし、すごくリラックスできるの。
なんでかな。
ものすごく仲がいいからかな。
親友みたいに…。
それから……