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walking proud~呪術廻戦~R18~

第39章 dignity ■


「…いいな?もうこれは、おいらとの最後の約束だ。」


五条はニッと笑ってクマの手を握る。


「うん、約束ね。幸せにするよ。絶対に、今度こそ。」


固いはずの握手は、固くない柔らかい肉球の感触。
その懐かしさに、五条はつい眉をひそめた。



"貸し1な。"

"おう。…おまっ!肉球やっば!やわらけー!
もっと触らせろ!"

"んなっ?!この変態野郎!セクハラ!
傑に言いつけるからな!"

"マジそれだけは勘弁!ははっ!"

"はぁ…人間は約束が好きだな…"





「ごめんクマ…僕はあの時の約束…守れなかった…」


レイには悲し涙を流させない。
それは、結局守れなかった。


あれからずっと


悔やんでいる。

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