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walking proud~呪術廻戦~R18~

第39章 dignity ■




「とにかく、僕のお姫様にちょっかい出さないで?
頼むよ、恵くん。」


「・・・」


「こんな僕でも一応プライドってのがあってね、それを捨ててまでこうして君と話してるわけ。アホな大人だと思ってくれていいよ〜」


伏黒は大きくため息を吐いた。


「そんなに好きなんですか、あの人のこと。」


「うん…そうなんだよ、厄介なことに。
愛ってホント歪んだ呪いだよね。でも……」


五条はゆっくりと立ち上がり、伏黒に向き合った。



「……誰がなんと言おうと手離したくないんだ。
レイだけは昔から。
幸せにするのが、僕の役目。」



ふっ…
たまに、そーゆー感じになるところが、
余計ムカつくんですよ、先生。


伏黒はその言葉を喉の奥へと流し込んだ。
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