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walking proud~呪術廻戦~R18~

第39章 dignity ■



「ねえ、レイ。」


「ん?なに?」


「僕と、"約束" して。
最初で最後の約束かな。」


真面目で真剣な声色に、レイは頷く。


「僕とレイの物語…最後必ず幸せに完結するまで、ずっと一緒に進めていくって。この先何が起きようと。」


「うん。もちろん。"約束" ね。」


五条が少しだけ笑った気がした。


「これからずっと…僕の姫でいて?」


耳元にかかる甘い吐息と優しい声に、レイはゾクゾクと鳥肌がたちながらもニッコリと笑う。


「…うん。」


「もう僕からは逃げられないからね」


「…うん。」


「僕と幸せになるんだからね」


「…もう幸せだよ…」


「まだまだこれからなんだよ、バカ。」


肩を震わせて同時に笑う。
ゆっくりと五条の裸体が離れ、チュッと軽く唇を奪われた。

「…はっ…この顔誰にも見せんなよ。
そーゆー声も誰にも聞かせんな。
僕だけのものなんだから…」

顎を掴まれ、色っぽい表情で 低い声で言われ、レイの鼓動がドクンと跳ね上がる。


「はい、じゃあ先にシャワー浴びておいで。」

優しく促され、レイは顔を赤らめながらベッドから降りた。
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