第37章 nightmare
「You’re all geniuses and you’re all beautiful. You don’t need anybody to tell you who you are or what you are. You are what you are.
― 皆が天才であり皆が美しい。自分が誰であるか、何であるかを誰かに伝える必要はないよ。あなたはあなた自身なのだから。」
私はイヴリンさんにとても勇気づけられていた。
会う度に、魔女に魔法をかけられているような気分だった。
「私の人生での最高の勝利は、ありのままで生きられるようになったことよ。いつの日か自分と他人を受け入れることができるようになったのよ。あなたにもそんな日が来るわレイ。そしてそれは幸せへの第1歩よ。」
幼い私には少し難しかった。
イヴリンさんは紙につらつらと何かを書いて私に渡した。
そこに書かれている文章に視線を落とす。
"Not I, not any one else can travel that road for you, You must travel it for yourself.
It is not far, it is within reach, Perhaps you have been on it since you were born and did not know, Perhaps it is everywhere on water and on land.
All your dreams can come true if you have the courage to pursue them."
「少し難しいかしら?これ、今日の宿題ね。」
私は笑顔で頷いた。
頑張って解読しようと心に決めて。
「… レイ、私があなたにあげられるものは言葉しかないわ。
Love the life you live. Live the life you love.
自分の生きる人生を愛して、自分の愛する人生を生きるのよ。
自分の全てに誇りを持って歩いていくの。
…walk with proud.
誓って。いいわね?」
「…I swear.」