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walking proud~呪術廻戦~R18~

第37章 nightmare


レイは当時お気に入りだった1冊を取ってソファーに座った。
それは、ディズニープリンセスのセリフが英語で書かれている詩集のような1冊だった。

「あ〜!これさぁ!僕のお気に入りの言葉があったんだ!
じゃー退屈しのぎに僕が帰ってくるまでそれを当てといて!」

もぅ…いちいちうるさいな…
と思いながらもレイはハイハイと頷く。


「ちなみにヒントは……あ」

「いっ言わなくていいよ!
プリンセスマニアの私にはすぐにわかっちゃうかもしんないし!ほら早く行きなよ!」

五条はフフフッと笑って目隠しをした。

「じゃっ!行って参りますっ!お姫様っ!」

「行ってらっしゃい」

シュッと一瞬で五条はいなくなってしまった。

うるさいのが去り、まるで嵐の後の静けさのようにまた静寂が訪れる。
また1人、取り残された広い部屋でレイはページを捲ってみた。


A Dream is a wish your heart makes.

"心の中で願ったことが夢になるの"


……シンデレラの言葉だ。


They can’t order me to stop dreaming.

"私が夢を見ることは誰にも止められない"



パラパラと捲っていくと、美女と野獣のベルの言葉で止まった。

I know how it feels to be different. And I know how lonely that can be.

"私は、他の人と違うってことがどういうことか知ってるわ。それに、それがどんなに寂しいことかも知ってる。"



……うん。私も知ってる。
他の人と違うことがずっとずっと寂しくて辛かった。

でもそんな時に…私にも王子様が現れたよ。

それは、お姫様みたいに夢を信じ続けていたから?
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