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walking proud~呪術廻戦~R18~

第35章 wonder


京都姉妹校交流会当日…


東京校の生徒と京都校の生徒が集まったところで歌姫が出迎えた。

「…あれ、あのバカは?」


パンダ「悟は遅刻だ」

真希「バカが時間通りに来るわけねーだろ」

伏黒「誰もバカが五条先生のこととは言ってませんよ…」


そのとき


ドドドドドド


五条が荷台に乗せた大きな箱を押しながら走ってきた。


「おっまた〜!!
やぁやぁ皆さんお揃いでっ!!
私、出張で海外に行ってましてね〜
はいお土産!京都の皆にはとある部族のお土産をっ!」


京都の皆は渡された不気味な人形を見て苦い顔をして固まった。


「そしてっ!!
東京校のみんなにはこちらっ!!!」


勢いよく箱から虎杖が飛び出した。

「故人の虎杖悠仁くんでぇ〜すっ!!!」

「はいっ!おっぱっぴぃ〜!!!
…………???」


伏黒も釘崎も、思っていた反応と違すぎて、虎杖は狼狽する。

「え……ぜんっぜん嬉しそうじゃないっ……」

「……おい、なんか言うことあんだろーが」

釘崎の凄まじいキレ具合に、虎杖は涙目になる。

「え…あ……
生きてること…黙っててすんませんでした…」

内心、このサプライズを考えた五条を呪った。
しかし、クマが一緒でよかったぁぁーと胸を撫で下ろす。
クマを抱き抱えていることで、安堵感そして釘崎の蹴りが飛ばなくて済んだ…かもしれない。


「つーか…そのクマはなんだよ」

「なんでお前がクマといる?」

「え!あっそっか!伏黒はクマと1度会ってんだもんなっ!」

クマがそう言っていたのを思い出しニッコリと笑う。

ここでようやくクマが声を発した。

「久しぶりだな、伏黒恵。
で…こっちが釘崎野薔薇か…。
口の悪い女にはコメントのしようがねーな」

「は…はぁ?なんで…喋っ…
つーかイラッ!」

こめかみに青筋を立てた釘崎を、伏黒が冷静沈着な態度で制止する。

「まぁ待て釘崎。このクマは特級レベルの特殊な呪骸だ。
その上、五条先生の高専時代の"師"らしい。
扱いには気をつけないと殺されるぞ」

その言葉に、釘崎の顔色はみるみる青くなる。

こんなに見た目が可愛いぬいぐるみが?!
あの最強五条悟の…?!
信じられん!!!
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