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walking proud~呪術廻戦~R18~

第34章 surround ■ 【番外編】


「あぁそうそう。もうその子には会わないようにするから安心して。」

「…え、でもまだ解決してないんだよね?」

「まぁそうだけど、でも…」

「ダメだよっ!その子、またDV男に酷い目に合わされるかもしれないし!」

「……そうかもしれないけど…」

自分のために迷ってくれているのは分かるけど、やっぱりその子のことはどうしても助けたい。
でも彼を危険な目に遭わせるのも嫌だし…

「じゃあ私がどうにかする!!」

「は、はぁ?!」

夏油が止めるのも聞かず、レイは本気でどうにかしようと決意を固めた。

「ほら。やっぱり良い女なんじゃないか君は。」

「そんなこと…」

優しく笑う夏油の首筋に吸い付き、花を咲かせる。

この人は…この優しさは…全部全部、
今だけは私だけのもの。







そして、今回の誤解の1件について、皆の所へひとまず説明に行った。

しかし、やはり夏油は責められっぱなしだった。

「結局はお前のせいだったんじゃんか、傑!
俺のせいにしやがって。」

「さいってーだね、夏油。他の女と浮気するなんて。」

「いや、浮気をしていたわけでは」

「いいやそれは浮気に入るよ!」

「うん入るね。なんたって抱きしめてたんだから。」

「あ〜皆!もういいの。私が変に気にしすぎちゃってたのも悪いし…」

「あんたは悪くないよ!
夏油、もう次は容赦しないからね?」

「つーかそもそもあの動揺ぶりだと、やっぱりお前
スキン無しでヤってたんだろ?」

五条の発言に、レイは顔を真っ赤にした。
しかし夏油は至って冷静に返す。

「確かにそういう時もあったにはあった。
少しだけ…。でも回数の問題ではないからちゃんと反省はしている。だがその時は」

「だぁぁあっ!!も、もうやめて!!」

「あ〜そいえばさっきのアレ返せよ。アレは運気upのために財布に入れとく用なんだ。」

「アレはさっき使わせてもらったよ。」

「なっ?!なんだと!」

「買って返せばいいだろう?今度好きなの選べよ。」

「ちょちょっとちょっと!ストップ!!もうこの話は終わりにしよ?!解決したわけだし!
それより皆にも協力してほしいことがっ……」

レイは真っ赤な顔で、慌てて話を切りかえた。


続く…→
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