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walking proud~呪術廻戦~R18~

第30章 reunion


別の部屋で、五条はクマに今までのことを全て説明した。
虎杖悠仁のことも含めて。

クマはやはり、レイが死んだことも、森が死んだことも、夏油を殺したことも、もちろんいい顔はしなかった。

どころか、とてもショックを受けたようだった。


「ま…仕方ねぇよな…」

「うん…」

「お前…おいらがいない間、よく頑張ったな…」


その言葉に、五条はたちまち目を潤ませ、クマを抱き締めた。

「…ぅ!!おおおいグラサン野郎!」

「クマ……僕…頑張ったよな……」

「……てめぇさっきから"僕"ってなんだ。
気持ち悪ぃ…」

「僕は…ずっっっとお前と話したかったよ。
こうして…」

「……………きも。」


五条はギュッとクマを抱き締めたまま肩を震わせて笑う。

あの頃と何も変わっていない口の悪さに、デカい態度。

なにもかもが懐かしすぎて
嬉しすぎて、
どうにかなってしまいそうだった。


しかし…

なぜ突然クマが覚醒したのかがわからない。



「もしかして……どこかでレイが…?」


「…その可能性は…あるな…
いやむしろそれしかねーような気も……」


2人はとにかくその可能性を信じたかった。
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