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walking proud~呪術廻戦~R18~

第28章 cause


「申し訳ありませんっ…
何者かが私の帳の上から二重の帳を下ろしていましたっ…加えて、予定にない準1級レベルの呪いの発生…」


伊地知は五条に頭を下げた。

棘と乙骨のペアで行かせた任務が、あまりの大惨事になったからだ。
しかし、2名とも負傷のみで済んだ。

しかし責任感の強い伊地知は何度も謝る。

「全ては私の不徳の致すところ…なんなりと処分をっ」

「いやいい…相手が悪すぎた。」


伊地知は顔を上げる。

「……と…申しますと…?
犯人に心当たりが?」


五条は無表情のままはっきりと言った。

「夏油傑……
4人のうちの特級が1人、百を超える一般人を呪殺し、呪術高専を追放された。
……最悪の呪詛師だよ。」


「ま…さか……」


あの人が?!

伊地知の顔色はみるみる悪くなっていった。


五条は長い息を吐く。

傑……
近々会うかもしれないね…
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