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walking proud~呪術廻戦~R18~

第18章 holy night■


「はい、では皆さんいきますよ〜…あっ、そこもう少し右!いや、あっはい、ん?もう少しそこくっついて…はい…」

佐々木さんはかなり写真にこだわりがあるようだ。

「はい!3・2・1」

パシャ!
パシャ!
パシャ!


無事、全員の写真が収まったようだ。


今日撮った写真全ての出来上がりが楽しみだなぁと思いながら、各々片付けをし、解散しようとした時、やはりいつものメンバーは五条に呼び止められた。

「まだ王様ゲームやってねぇじゃん」

「え、今年もやるの?!」

「当たり前だろ?今年はクマもいることだしな!」

レイも夏油も去年のことを思い出して眉間に皺を寄せた。
しかし、クマはやってみたい!と興味津々で、硝子は既にかなり酔っ払っている。

「はぁ…じゃあ3回までにしよう。もう遅いし、疲れているから寝たいんだよ」

言い出したら聞かないからそう提案したのだろう。
しかし夏油のその言葉に五条は噴き出した。

「おまっ!はは!ただ早く戻ってレイと」
「おい、やるのかやらないのか」
「やるやるやるよ!わかったよ!3回戦ね!」

結局、今年もやることになってしまった。

クジを引くと、まずはレイが王様だった。
ホッとしながら、とりあえず誰が何をしても許されるようなものにしようと思った。

「じゃ、じゃあー…2番の人が3番の人に…耳元で何かを囁く!」

非常にくだらないが、レイはこれしか思い浮かばなかった。

「おいら2番だぜぇ」

「え、俺3番なんだけど…まじぃ?!お前が何を俺に囁いてくれるわけぇ?」

するとクマは考え込むように腕を組んで言った。

「お前の好きな芸能人は誰だ。」

「え、芸能人?!うーん…最近はやっぱ…ローラとかかなぁ…」

「あぁ、あれな。あのCMのエロい顔した女か。たいした趣味だなグラサン野郎」

「あぁん?つーかそれ聞いて何?」

クマは真顔のまま五条の耳に顔を近づけた。

「…うふふ〜…さ・と・るくーん!」

「……え…」

皆もちろん聞こえないのでポカンとする。
しかし1番ポカンとしているのは五条だった。
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