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walking proud~呪術廻戦~R18~

第17章 existence■


どちらにも電話をかけるが繋がらない。
嫌な予感がし、全身に鳥肌がたってきた。


「くそ…何やってんだよ、ドラえもんとドラミちゃんは!」


走り出そうとした瞬間、突然体が鉛のようにズンと重くなり、動きが鈍くなった。

「っう……」


"悟…大好きだよ…"

「・・・は?」

"こっちへ来て悟!"

"傑はもうやめたの。悟の所へ行きたい"


五条はしばらく目を見開いていたが、自嘲的な笑みを浮かべてクククと笑った。

「…んなこと… レイが言うわけねぇじゃんウケる…
レイはなにがあっても傑しか見てねぇんだよ…」


まだレイの声が聞こえてきているが、
もう五条の脳内には言葉自体は入っていなかった。


「あいつが傑より俺を選ぶことはねぇんだよ…
まぁ知らねぇよな…
お前ら呪霊なんかには…」


"悟、好きだよ…"


"じゃあな、悟。レイを頼むよ"

「はぁ?!」

突然聞こえてきたのは夏油の声。



はっ。バカにしやがって…


いくら冗談のセンスがなくてもな、
んなことあいつが言うわけねぇだろ…



タチが悪すぎる呪霊だな…

許さねぇ…



五条の頭に血が登り、俯きながら目が血走った。


「俺の親友と、その大切な恋人を!!
侮辱すんじゃねぇよ!!!!」


ドッカーーーーーン!!!!!!!!!
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