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walking proud~呪術廻戦~R18~

第14章 surreal


「ふん、やはりな…」

「え?」

帰りの車内で、クマがレイのスマホを弄っているのだが、不敵な笑みを浮かべはじめた。

ホイと渡されたその画面を覗き込む。


「えぇ?!ななにこれぇ?」

「見ての通り、星漿体のガキだ。」


そこにあるのは、中学生くらいの制服姿の女の子…天内理子の写真と、タイムカウントダウン表示、賞金、そしてその詳細だった。


「っ!!懸賞金をかけられてる?!」

「おう。ウケるな」

「ウケないよ!!早く傑に連絡しなきゃ!!」

呑気なクマを一喝してから急いで電話をかけようと、震える手でスマホを操作する。


夏油とのやりとりのページ…

今日は何度もやり取りをしている。



"星漿体・天内理子ちゃんを確保。
落ちてきたのをキャッチ!"

"えっ!?落ちてきたの?"


ー添付写メー

その写メには、天内理子とメイドさんらしき女性、Qと思われる捕縛した犯人たちの前でピースしている五条と夏油が写っている。


"そう…なかなか変わった子で困ってる。
中学生なんだ。今学校に潜入中"

"そうなんだ。気をつけてね。
不審者で通報されないよーに!"

"そっちは大丈夫?"

"こっちは現場向かい中だよ!
森さんの車で森に向かい中!"

"笑…気をつけてね!怪我するなよ!"

"よゆーで終わらせる!"


ここからメッセージは途絶えている。



電話の呼出音が鳴る。
先程のこともあり、ドキドキしすぎて心臓が爆発しそうだ。


横目でクマを見ると、森となにやらお喋りをしているようだが、その内容すら全く耳には入ってこない。
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