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walking proud~呪術廻戦~R18~

第14章 surreal


「盤星教は非術師の集団だから特段気にする必要はないと思うが、警戒すべきは呪詛師集団のQだな…」

「まっ、大丈夫っしょ〜俺ら最強だし!」

道中、ジュースを飲みながら余裕な態度の五条を、夏油は横目で見つめる。

「ところで悟…もしもその星漿体の子が、同化を拒んだら…どうする?」

「っんぶ。…星漿体のガキが同化を拒んだときぃ?!」

その静かな声に、訝しげに五条が見やると、真剣でいてどこか複雑そうに唇を噛んでいる夏油がいる。
夏油の言いたいことは何となくわかる。
わかるからこそ…


「……そんときは、同化はナシ!!」

その言葉に、夏油は目を見開き、すぐにまた笑った。

「ククッ…いいのかい?」

「あぁ?」

「天元様と戦うことになるかもしれないよ?」

「はん、ビビってんのー?」

ニタリと笑う2人の顔が近づいた。
昔からこの笑みを突き合わせる時は、必ず今まで一緒に何かをしでかして、そして何度も夜蛾に問題児だと罵倒されてきた、まさに青春真っ只中の2人。

久しぶりに感じるこの空気は、なぜか居心地がいい。


「大丈夫っ。なんとかなるって。
だって俺らは"最強"なんだから。」


2人同時にフッと笑った。

今日は天気が良く、澄み切った空気なのに、ここだけ何か別のものが纏っているように感じた。
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