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walking proud~呪術廻戦~R18~

第11章 throbbing


「ねぇ、さっきからずっと悲鳴が聞こえてくるあの大きな建物は何?」

シーに着いてもう既にいくつか乗り物に乗ったのだが、レイはさっきからそれが気になってしょうがない。

「あー、あれはタワーオブテラーだよ!
すっげぇこえーーやつ!……ぽい!」

「えー!じゃああれ乗ろうよ!」

絶叫系が大好きなレイは目を輝かせた。
しかし五条は首を振る。

「ダメダメあれは夜に乗るもんだから」

「えっ。そうなの?」

「夜景がやべーんだ。絶景だよ」

絶対に来たことあるなこりゃ。
そう思いながらレイも硝子も顔を突合せた。

クマは夏油の脇に抱えられながらソフトクリームを貪っていて口元がベトベトに汚れている。


「ねぇーそれより酒はあとどこにあんの?」

「え!硝子さっき飲んだばかりなのにまだ飲むの?!」

「あんなの飲んだに入らねーしー。てか私ここへは飲みに来てんだしさ。けっこーシーの酒良いっぽい。」

そういえば夢の国で未成年とバレたらどうなるんだろうか?
とレイはふと思う。
夢の国だからなんでも大丈夫なのかな?


すると隣で夏油がクマの口を拭きながら言った。

「そういえばさっき、なんとかラウンジとかっていうバーみたいなのあったよ。あそこならたくさん酒あるんじゃ」

「おし!行ってくるわ!どっち方向?」

言い終わらないうちに硝子が夏油に詳細を聞き出した。

「ねぇ、硝子もしかして一人で行くつもり?」

「おう!一人で飲んでるからあんたたちは思う存分楽しんでおいでよ」

何食わぬ顔で言う硝子はもうそこへ行く気満々だ。
でも…1人って…
浮いてしまわないかとか、なんだかいろいろ心配なレイは苦い顔をする。
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