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walking proud~呪術廻戦~R18~

第50章 promise ■




幸せになりたいと、お姫様のようになりたいと、
そう願い続けて生きてきたくせに、
心のどこかではそれを諦めていた。




何度も挫けた。

途中で何度も絶望を感じていた。

こんな自分に。何度も…。





でもたった1人、
出会った頃からずっと
諦めないでいてくれた人がいた。

そう…その人は…

何があっても
何度も何度も立ち向かい、閉じ込められていた私自身のお城から、私を救い出してくれた。



その人は私に、
抱えきれないほどの幸福と愛を与え
そして人生の夢を叶えてくれた。




あの時死ななくてよかったと、
今は心からそう思える。


生きているって、こんなにも素晴らしいのだと。



この人と一緒に生きているという事実が
自分にとってはかけがえのない幸福で、

きっと世界で1番幸せで…




だから、私は誓う。




次は、私が王子様を幸せにする。



私が、悟を、
世界で1番幸福にする。




目の前で優しく笑ってくれているこの人を、

私は人生をかけて、
幸せにする。



いつか死が私たちをわかつその瞬間まで、
私はあなたに幸せだと感じさせるために生まれてきたんだ。








あぁ、


そうか……





本当の意味で私は今、


100年の眠りから醒めたのかもしれない。




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