第50章 promise ■
ようやく日本に帰国した瞬間、
目の前の人物に唖然とする。
「……悟…っ」
サングラスをかけ、ラフな格好をしている。
いま目の前に立ちはだかっているのは、
紛れもなく五条悟だ。
何も言葉が見つからず、ただ目を見開いていると、五条が自分のスーツケースをガラガラ引きながらレイの手を取り歩き出した。
「ほら、行くよ」
「っえぇ?!ど、どこへっ…ちょとっ」
引きづられるようにして五条の後を追いながら困惑の表情で九十九とクマの方に振り向くと、2人はニヤニヤ笑っている。
「行ってらっしゃいレイちゃん!楽しんで☆」
「Have fun レイ〜☆ひゃっはは」
無言の五条に連れられ、結局飛行機へ乗せられてしまった。