第49章 roaring
ー五条sideー
ピコンッ
"ごめん。今は無理なんだ。"
そのメッセージに五条は開いた口が塞がらない。
これはもう確実に嫌われたじゃん…
もう謝る余地もないってこと?
会ってもらえないならそういうことだよね?
あ…もう終わった…
ホントに終わった…
五条はギュッと心臓を鷲掴みにされる感覚を覚えながらベッドに大の字になって目を閉じる。
ピコンッ
またメッセージが届いたかと思えばクマだった。
"気にするな"
「は?」
いや…意味がわかんない…
慰めてるつもりなのこれ?
五条は既読無視して瞼を閉じた。