第48章 hesitation
«やぁ、こんばんは。何か用かい?»
「…冥さん。レイを出してください」
«乙女の安眠を邪魔するんじゃないよ。»
「えっ、もう寝てるの?はぁー…」
«君が彼女を心底疲れさせたのが原因だ。しばらくこちらで預からせてもらうよ»
「いやいや、返してくださいよっ」
«私は返す気ないよ。»
「なっ…冗談やめてください。」
«冗談なんかじゃないさ。»
「じゃー僕と殺り合いますか」
«いいだろう。日時は?»
「・・・」
……ダメだこの人。話通じない。
まぁ冥さんだしな。
仕方ない。