第7章 rival of life■
律動が早まり、肌をうちつけ合う音と、互いの息遣いが聞こえる。
「っは…ぁ… レイ…すごくいい…よ…」
「わ…たしも…っ…あ…きもちい…」
ギュッと抱きしめ合って耳元で囁き合う。
これだけで死んでもいいほど幸せだとレイは思った。
もっと強く、もっと深く、もっともっと善がり狂わせてほしいと思った。
自分を壊してしまうくらいに…
貪るような口付けを交わす。
夏油がギュッとレイを抱え込むと、レイもしがみつくようにして背中に足を絡める。
そのまま深く腰を打ちつけ、呻き声が口の中に消えたかと思えば同時に絶頂へ達した。
しばらく身体を繋げたままお互い額を突き合わせて小さく笑う。
「…まだ少し時間はあるし、寝るか?」
「このまま?」
「あぁ。」
「ふははっ!え〜」
「冗談」
そこにはクマの描いた絵のままの、どこまでも幸せそうな2人が心地よい眠りへといざなわれていった。