第47章 determination ■
冷たい麦茶を飲んでのぼせた体をクールダウンしながらベッドの上に並べた下着たちを見下ろす。
「ねぇ…ホントに…着るの?」
「着てよ!独り占めなんてずるいよ?レイ!
こんなにセクシーで可愛い下着持ってて彼氏に見せない女の子なんていないよ?!
まずはそうだなぁ…これかなぁ♡」
「っっ!!ゲホッ…」
飲んでいた麦茶を詰まらせて咳き込んでしまった。
「んぇ、いきなりそれぇ?!」
それは例の、真っ赤なハートホールブラ。
五条は少し考えたあと、何を思ったのか、
「やっぱり気が変わった♡
これは最後の方がいいよねぇ〜
これ、これ、これの順番でよろしく♡
さぁ早く早くっ!」
「うぅ…わかったよ。でも絶対に笑わないで?約束して」
「笑わないよぉ〜!ははっ」
「笑ってるじゃん…」
「笑わない笑わない。誓う♡」
「じゃあ向こうで着替えてくるから…
ちょっと待ってて……」
「え、ここで着ればい」
バタン
拗ねたような顔で下着を持って隣の寝室へ行ってしまった。
五条はベッドに寝そべり、高鳴る鼓動を抑えきれないでいた。