第47章 determination ■
五条からの電話は、どこで何をしているかの確認と、何時頃帰宅するのかという確認。
五条自身は18時までには帰宅するとのこと。
レイは一日中歩き回り、しかも大荷物だったため、スーパーにも寄れず、彼には悪いが夕食はなにか宅配を頼もうと思っていた。
そして帰宅したのは17:30。
あと30分で彼は帰ってくる。
とりあえず荷物をソファーへ置き、
有り合わせのものでなにか作れるかな?と思いながら冷蔵庫を物色していると五条が帰ってきた。
「っわ!お帰りっ!早かったね?」
「うんっ。寄り道しないで帰ってきたの〜♪
良い子でしょ。チューして♡」
いつもスイーツなどを買いに寄り道して帰ってくるのだが、珍しく今日は、良い子?らしい。
レイはハイハイと笑ってキスをした。
「んぁ〜レイ、もっと〜…」
「えぇ…もう……っん!」
グッと後頭部を押さえられ、いつもの深く濃厚な口付けが交わされる。
唇を離さないまま抱き上げられ、リビングのソファーへ押し倒されそうになる。
しかし、その上には大量の荷物。
五条はそれに気が付き、唇を離した。