• テキストサイズ

walking proud~呪術廻戦~R18~

第47章 determination ■





この人…
俺のことからかってんのか?



"君は僕を殺さないと、レイを手に入れることは永遠とできない。レイを手に入れたいなら、僕を殺すしかない。
……意味、分かるよね?"



「どうせ俺が向かっていっても、無下限で跳ね返しますよね?」


「え、跳ね返さないよ?」


「……なんすか、その余裕。
どんだけ俺のことナメてんすか」


「違う違う。そうじゃない。
早く僕を殺せって言ってるんだよ、恵。」


「…はぁ?」






「僕はもう、死ぬこと以外ではレイを手放せないんだ」


「…っ」






その時一瞬見せた五条の顔は
とてつもなく切なげで弱々しかった。


伏黒の苛立ちは最高潮に達した。
拳を強く握りながら息を荒くする。


「……最強がそんなんで、いいんですか?
もしそれが本気だとして、俺に殺されるくらいならレイさんを手放したらどうですか」

「もう遅いよ」

その静かな即答に目を見開く。

「もう、なにもかも遅い…
僕が最強なのは、レイ以外の前でだけ。」

「っ…」

「でもレイを好きになる男の気持ちって、痛いほどわかる。だから、決着つけようって言ってるんだよ、恵。」


「…は?…本当に本気…なの、かよ…」


「うん。僕を殺しても、誰も恵を責めないようにするから安心して。」


フッと笑ったその表情を睨みつける。
/ 1492ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp