第45章 complexion ■
「はぁっ…うっ… レイは?
どんな、かん、じ?」
「んー?…きもちいよ?」
どこか妖艶な笑みを浮かべて覆い被さり
五条の唇を奪う。
受け入れるように五条の舌が絡めとってくれる。
その間も、レイはひたすら腰を動かした。
「んんっ…んっ… レイっ」
「ん…あ……悟イきそうなの?」
卑猥に歪んだ表情でこくこくと頷くだけの五条が可愛く、そして愛しく思えて、つい口角を上げてしまった。
「ふふ…」
「あぁっ」
腰の動きを速くすると、五条の身体は痙攣しだした。
「もっ、もう無理っ!む、無理です姫…っ」
そう言いながら、五条は拘束されている両手首を伸ばしてレイの首に回した。
そのままグッと引き寄せ、覆い被さるレイを抱き締める形になる。
「ねっ…ぇ… レイ…ホントに出ちゃうからっ」
「うん、いいよ?」
「いや、そ、じゃなくてっ…抜いてっ!」
「だーめ」
ナカに出してはまずいと思って言ったのに
レイには一言で一蹴されてしまった。
「だっ…だめだよ、だって…っ」
僕はいいけど、レイが困るだろ…!
下から突き上げながら
その快感にひたすら悶える。
こうなったらもう…
これしかない。
五条はそのままくるりと器用に反転して
レイを押し倒し、自分が上になった。