第45章 complexion ■
徐々に速度を増していき、五条の息が荒くなっているのが分かった。
「…っ…や、ば、レイっ…僕もう既に余裕が…っ」
グッとレイの頭を掴み、最奥に亀頭を捩じ込むようにして腰を打付ける。
あまりの快感に、早くも限界が来そうで奥歯を噛み締める。
「くっ…っ…」
「はぁぅっ!んぁっ…、あっあっ!悟っ」
「…んっ?」
「めっ目隠しっ!…とっとりたっいっ!
悟の顔…っ…見たい…」
五条は笑みを零しながらシュルっと目隠しを取った。
目を細めて苦しげに揺さぶられているレイ。
その顔を目と鼻の先で眉をひそめて息を荒らげ、余裕の無い表情で見つめている五条。
そのセクシーな顔が、レイの子宮を自然と締め付けた。
「うっ…あ……出ちゃうって…ばか!」
「んんっ…いっよ…イッて?」
「っ!…んな顔でそんなこと言うなっ…」
律動が速くなり、肌をうちつけ合う音が激しくなる。
五条はもう限界だとばかりに欲望の赴くまま腰を打ち付けた。
「ーっは……っく…っ…」
パチッと肌が強く触れた音と、五条の呻き声が同時に鼓膜へ消えた。
五条はレイの体をギュッと強く抱き締めながら、搾り取られる快感に耐えるように首に顔を押し付けている。