第45章 complexion ■

首筋に食いつかれたような刺激、かと思えば艶めかしく鎖骨や胸を這っていく舌の動き、脇腹、臍、腹筋、太ももやふくらはぎ、膝にも同じような感触がする。

｢やっ…んあっ…さ、とっ｣

与えられる快感に、ひっきりなしにレイの掠れた鳴き声がもれる。

秘部を触られたのがわかり、反射的に脚を閉じようとすると、グッと強く開かれた。

｢や……だ……悟っ、まっ…｣

｢ん…やばいねレイちゃん…
ここ…ものすごいことに…｣

｢ひぁっ…！｣

くちゅ、ちゅぱ、と舐められているのだとハッキリ分からせるような音と刺激を与えられる。

レイは手探りで必死に五条の髪を掴んだ。

｢あっぁあ…っや…め…っ！…んん｣

｢ふっ……｣

目隠し姿のレイが卑猥に身を捩って快感に悶え苦しんでいる…
その光景は、五条の加虐心を煽るのに充分すぎるほど破壊力があった。