第45章 complexion ■
«ついでにクズ男の定義を教えてあげよう。»
「あ、はいっ!教えてください…」
«今言った通り、女を傷つけ悲しませる男は言わずもがなだね?あとは、女を褒めるということをしない男。これも相当なクズだね。お世辞でもなんでも常にたくさん褒めるということができない男はゴミ以下だ。それから…女のなにもかもを優先できない男。馬鹿な口答えをし正当を主張する男。それから、あ〜並べたらキリがないな…»
「ぇえ…っと……」
«いいかい、私は間違ったことは言わないから、これは真理なんだ。男は女より遥かに馬鹿だ。とにかくいかなる理由があろうと、男女の諍いにおいて謝るべきは男の方なんだよ。»
「…な、なるほど…でもっ、」
«今すぐうちに来るんだ!迎えをやるよ!
住所を教えて。私は五条くんの家は知らないからね。
でもあの男も私の家を知らない。
しかしこれはこういった場合には好都合だよね。»
「あ…えっと、でも…ここで私が出て行っちゃったら…なんだかどんどん収拾つかなくなっちゃう気がするし…後戻り出来なくなったら嫌だし…」
冥冥は少し考え込むように沈黙した後、こう言った。
「わかった。じゃあひとつ約束してくれ。
もしも、今日中に解決しなかった場合、明日には必ず私の元へ来ること。そしてこういったことが次また起こった場合は、迷わず私の元へ来ること。
あの男にはお灸を据える必要がある。」
レイは一先ず礼を言って承諾した。