第45章 complexion ■
"この男に何かされたら
すぐにでも私の所へ来るんだよ、わかった?"
ふいに、冥冥の言っていた言葉を思い出した。
どーしようかな……
でももうこんな時間だし…
あー…でも冥さんに相談したい…
"恋ってのはね…私達を幸せにするためにあるものではないんだ。恋は私達が苦悩と忍従の中でどれほど強くありえるか、ってことを、自分に示すためにあるものなんだ。"
そう言っていたのも冥冥だ。
あの人はいつだって間違ったことは言ってない気がする。
きっと今回だって、なにかアドバイスをくれるかもしれない…
それに、冥冥のうちに遊びに行くといったきり実際まだ行けていない…
万年人手不足の呪術界だから、私も冥さんも任務に当たることがあるから1ヶ月前くらいに1度一緒に任務に当たったけど、でもそのときは悟とはまだ付き合ってなかったから…
きっと冥さんすごく驚くだろうなぁ…
ちょっと言いにくいしいろんな意味で怖いけど、とりあえず連絡してみようかな?
レイは冥冥にひとまずLINEをしてみた。
すると、すぐに電話がかかってきた。
«どーしたんだいレイちゃん!なにかあった?!»
電話口の大きな声に少々ビビりながらも、五条と喧嘩したことを告げる。
«LINEのアイコンがいつも五条くんとのだから、まさかとは思っていたけど…本当に付き合っているとは…あの男も隅に置けないな…一体どんな手を使って…君もあの男の何が…»
「あゎわ〜っと!まぁいろいろあったんですいろいろっ…」
«ふうん。それはさておき、今回ばかりは五条くんにも少し同情してしまうかな…さすがに昔の男の名前を出すのはね…しかもその男はかつての彼の親友でありライバルであったわけだし…まぁそうじゃなくても1番言ってはいけない言葉だと思うね…»
その言葉にはさすがに顔を歪め、目頭が熱くなってきた。