第44章 Dearest ■ 【番外編】
レイは高専の皆の訓練にいつも通り付き合っていた。
そのとき、虎杖悠仁がレイの盛大な攻撃に吹っ飛ばされ、怪我をしてしまった。
「っあ!虎杖くん大丈夫〜?」
「ったぁ…うん、大丈夫。ちょい擦りむいた」
「血が出てるよ…とりあえず手当しに行こ?
クマ!後はよろしく!」
レイはあとの訓練をクマに託して虎杖だけを連れ、治療室で応急手当をした。
「わ〜レイさんうまいね〜」
「そうかな?まぁ私も昔よく怪我してたし」
消毒をし、綺麗に包帯をつけた。
「あ、そいえばレイさん、最近五条先生とどうなの?」
「っえぇ?」
いきなりそんな話を引き出され、おかしな声が出てしまった。
今では誰もが自分たちの関係を知っている。
「ど…って言われてもね…
普通に仲良いよ?」
「へぇえ〜っ!なんかいいなぁ羨ましいなぁ」
「…虎杖君は恋愛してるの?好きな人とかは?」
「んー…いないかなぁ。恋愛してぇなぁっていつも思ってるけどね!」