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walking proud~呪術廻戦~R18~

第43章 MY ALL




僕はある日…


初めてかつての親友の夢を見た。


夢に出てきたのなんて初めてだ。


傑はあの頃の笑みを浮かべていて…

それで…たった一言、こう言ったんだ。





「何があっても負けるなよ。君は最強なんだから。」




最期の最後にお前が言ったその呪い。







ねぇ、傑…

本当に僕最強かなぁ?



あのころと同じでさ、

"俺" と、傑で

「最強」 なんじゃないの?



あぁ、それからさ…

お前に言い忘れてたことがあるんだ。



「ごめんな。許してくれ…」



お前の優しさに甘えてたこと。

お前の苦しみに、葛藤に、なにもかもに
気付いてやれなかったこと。

お前を救えなかったこと。



全部、全部、なにもかもに
謝りたいんだ。


それで、できれば許してほしい。



どこまでも弱くて
どこまでもガキだった、


"俺"のことを…。
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