第49章 Re:vale 5周年記念ライブ
「てことは、俺に姉ちゃんがもう1人増えるってこと・・・?」
「まぁ、義理の姉になるからそうなるね」
「すごいっ!百くんの姉ちゃんが俺の姉ちゃんになるの?ヤッター!嬉しい!」
「ゲンキンなヤツ・・・」
「まぁ、わかってくれたみたいだからいいんじゃない?」
悠斗と環が2人で話して騒いでるのを、一織がボリューム落としてくださいって止めに入ってる。本当、あの3人は仲良いよな...
「百さん、七桜さん、おめでとうございます!憧れの人達が結婚するって、僕も嬉しいです!」
次々と、おめでとうとみんなが言ってくれる。
「みんな、ありがとう。こんな形だけど、知ってもらえてよかったって思ってる。今回、みんなには色々してもらって迷惑もかけちゃったけど、これからはみんなの先輩としても、1人の男としても、しっかりやるから。改めて、よろしくお願いします」
「百さんっ!頭上げてくださいっ!」
後輩たちが焦って言ってくる。
面白そうだから、千と目を合わせ2人で、よろしくお願いします!と言う。
本当に止めてください!と言ったり、面白がってわざとだろって言ったり、叔父さんと万もその光景を見て笑ってる。
「ほら、千も七桜も、からかうのも程々にしろよ?みんな困ってるだろ」
「いや、だってなんか焦ってるのが面白くて・・・」
「七桜ってそういうとこあるよな・・・」
「三月に言われたくないんだけど?」
「なんでだよっ!?俺はそこまでしねぇよ!」
「ミツ、そこまでって事は少しはするって事だよな?」
「あっ、それは・・・だって面白そうだったら、ついやっちゃわない?」
「三月も七桜と一緒じゃん」
そう言って、みんなが笑う。
「ねぇ、百くんのコップの下に紙挟まってるよ?」
「えぇ?あっ、ホントだ・・・なんだろ?なになに?・・・・僕の歌を歌ってくれてありがとう。・・・ゼロ・・・」
そこにいる全員が驚いて声を上げる。
ライブ中に現れたゼロの格好をした人は偽物だったと言う事になった。
みんなに何もなくてよかったよ、本当。
打ち上げが終わり、解散する。
久々に3人で集まって飲み直そうって事になり、1番近いうちの家に行くことになった。
途中で、つまみや酒を買って家に向かう。
「千がうちに来るの久しぶりだよね?」