第44章 TRIGGERとの共演
「七桜さんて、何者なんすか?」
「普通の人間です」
「どう見たって普通ではないでしょ?僕と会ってたときから決して普通ではなかったよ?」
「天は七桜と小さい頃からの仲なんだもんね」
「僕が5歳くらいのときに初めて会いました」
「七桜は、僕と音楽をする前は父親と父親のバンド仲間と一緒にステージに立ってたんだ。小さなライブハウスだったけど、七桜が立ってるところだけ光って輝いて見えた。それで声をかけたんだ」
「七桜の回りは音楽のレベルが違ったもんね。俺も教えてもらってるから凄いわかる」
「その頃からずっとファンなんて素敵ですね」
「羨ましいっすよ」
「七桜さんだし、それくらい普通でしょ?」
「お前、ちょっと自分が小さい頃から知り合いだからって!調子にのんなよ!」
「ダメダメっ!七桜はモモちゃんのだから!天にだってあげないよっ!」
「百は何を言ってるのかなぁ??」
「百さん、僕は七桜さんに小さい頃から可愛がってもらってました。僕にお姉さんがいたらこんなかなって感じなので、取ったりしませんよ」
「ごめん。俺、大きい声だして・・・」
「まぁ、言ってもいいんじゃない?みんな言いふらす子達じゃないだろ?」
楽と龍は?な顔をしてる。
「モモと七桜はデビューした頃から付き合ってるんだ。モモは誰かに取られるの不安に思ってる。言い寄られてるのも心配してる。それに関しては僕も心配してるけど」
「そんな、心配しなくてもよくない?」
「倒れた人が何言ってんの!?」
「「「倒れた!!!???」」」
前にあった事件を3人に説明する。
あれから大事になることはないが、警戒は常にしている。
「だから、もし一緒の現場になったときは気を付けてみてくれると僕たちも助かるよ」
「わかりました!俺、ちゃんと守ってみせます!」
「僕だって、守るよ」
「俺も、ちゃんと守ってやってみせますよ!」
TRIGGERの3人はそう言って笑ってくれた。
Re:valeも3人でお礼を言って笑った。
それから、収録の時の話をしながら、楽しくご飯を食べた。
それから少し立ってMEZZO"がデビューし、それに続いて悠斗のデビューも決まった。IDOLiSH7のデビューまであと少し。