第40章 TRIGGERの悩み
おかりんが迎えに来たとき、俺も一緒にいたからビックリしてた。
「泊まってもいいですけど、撮られないようにしてくださいね!」
それからユキを迎えに行き、いつもの日常が始まった。
それから数日後、TRIGGERとご飯に行く時間が取れたから、みんなでご飯を食べて話をしていた。
「忙しいのに、すみません」
「いいの、いいの!こういう交流も大事だから」
「そうだよ。少しは先輩面させてくれ」
「でも、時間合ってよかったよね。今日じゃなかったらいつになるかわかんなかったよ」
「そうですね」
「それで?君たちはなにを悩んでるのかな?」
「この前話したけど、うまくいかなかったんだって?」
「俺も龍も、天が言ってること分かってはいるんです・・・」
「自信ないの?それとも周りの声が気になる?」
そう七桜が言うと、龍がピクッと動いた。
「周りの声なんてきにしなきゃいい。そのままの自分でやっていけばいい」
「誰もが千みたいじゃないの。龍ちゃんは特になんじゃない?本当の自分とのギャップがあるから」
「それもありますかね・・・」
「まぁ、自信ないのも、周りの声が気になるのもわかるけどな。俺もそうだったし」
「百さんはどうやって克服したんですか?」
「俺は、2人がずっと傍にいてくれてできるまで教えてくれた。俺が納得できるまで付き合ってくれた。だから自信も持てたし、もっと頑張れたよ。2人が俺のためにしてくれてるって思ったらどんなことでもできるって思えた。自信がついたら、周りの声も気にならなくなったよ。2人が大好きだから自分がすべきことも改めて考え直す事できたしね」
「大好きとか、俺言えねぇっすよ」
「別に言わなくてもいいんだよ。態度で示せば。モモは言えちゃう人だからいいけど、そういうのは態度でわかる。七桜はいつも僕に突っかかってくるけど、本当は僕の事が大好きだってわかってる。思ってる事を言い合って喧嘩するのもいい。でも、そこで終わったらダメなんだ。そこから何がいけないのか話し合って探っていかないと」
「うちらだって、喧嘩いっぱいしたよ。今でも言い合いしてる。でも、それはその先にある物のために自分の意見をぶつけてる。人それぞれ意見が違うのは当たり前でしょ?でも、3人それぞれの話をちゃんと聞いて話せば、ちゃんと答えは出てくる」