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月の虜

第12章 君にしかー鶴丸国永ー(裏)


「よっと。」

『んあっ!!』

繋がったまま抱き上げられ、脱衣所にある鏡の所まで連れて行かれた。

化粧台に手をつかされ、後ろから国永が顎を掴んで鏡に顔を映される。

「、見てろよ。」

『なに…?ー!!』

髪が根元から銀髪に…国永と同じ色に変わっていく…

「瞳も同じになる。
名実共に、俺に染まったって事だ。」

話には聞いていたけれど、本当に染まった…

「俺色のも、美しいな。」

『国永…。』

「そう呼ばれるのも、心地良い。
さて…抜かずの2回戦と行こうか!」

『えっ!無理っ、やぁっ!!』



ー翌日ー

すっかり国永色に染まった私は、本丸のみんなに報告する為に広間へと向かった。

燭台切「いやぁ、本当にかっこよかったんだよ!」

太鼓鐘「[悪いが、君じゃ勃たない。]だぜ!?」

…ん?

『国永?』

「/////。」

あらら、真っ赤になって口を押さえてる。

『あの、おそらく…こんのすけに映像を見せられたのだと…。』

「こんのすけぇっ!!」

こんのすけ「ひぃっ!!」

「待てっ!!」

あー…逃げてぇ、こんのすけぇー。

三日月「今の声は鶴だな?
おや、主。
すっかり鶴に染まっておるな。」

『はい///。』

今剣「おめでとうございます!主さまっ!!」

長谷部「くっ…銀色のあなたも…お美しい…くそっ!」

加州「長谷部ー、無理しなくて良いって。」

長谷部「うるさいっ!!」

大和守「よぉーし!今夜は宴会だぁ!!」

次郎「むしろ、今からだよっ!
さっ、飲もうじゃないか!主ぃ!!」

『そうね…飲んじゃおうね。』

嬉しくて恥ずかしいから、呑まれてしまおう。

「は俺のだからなっ!
口説くんじゃねーぞっ!!」

小狐丸「ぬしさま以外には不能のくせに。」

「やかましいっ!!」

…暫くはこのネタで弄られるな。
がんばれ、国永。

堀川「ていうか、鶴丸さん。
主さんの事を名前で呼んでましたね。」

三日月「二人きりの時にしか、呼んでなかったようだぞ?」

堀川「そうなんですか?主さん!」

「…なんで知ってるのよ、三日月。」

三日月「年の功だ。」

絶対、違う。

三日月「俺の事も、宗近と呼んでいいんだぞ?主。」

「三日月っ!!」

あぁ…
今日も我が本丸は、賑やかです。


ーendー
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