第20章 愛の囁き※
「………っう、……くっ………」
この一ヶ月の間、思い描いてきたまぐわいの遥かに上をいく快感が義勇を襲う。
やはり現実は想像を超える。
……締め付けが強すぎるっ…!!
義勇は気持ちよさに耐えられない。抜き差しをする度に、確実に絶頂へと導かれていく。
琴音から身体を離して体を起こし、彼女の足を抱え込みながら正常位で打ち付ける。
パン、パン、ズチュ、ズチュという音が響く。
「はぁ…、っ、はぁ……」
「…はぁ、はぁ、…琴音……、くっ、………っ!!」
義勇は素早く引き抜いて琴音の腹上に精を吐き出した。
……速すぎるだろう
義勇は少しめげながら、息を荒くしたまま布で精液を拭いた。
そんなことをまるで気にしていない琴音は、とろんとした顔で義勇を見ていた。
「痛くなかったか」
「平気。優しくしてくれたから」
義勇は琴音の隣に寝転がり、抱きしめた。琴音も微笑みながら義勇の逞しい胸に寄り添う。
琴音の髪を撫でながら、しばしの間、義勇もぼんやりとした顔をしていた。
「お風呂は?行かないの?」
「…………」
「義勇さん?」
「……まだ、余裕ありそうだな」
「え?」
琴音を抱きしめる義勇の手に力が入った。
「もう一回」
「え」
義勇は早く果ててしまった悔しさから、二度目を提案をした。驚いて目を丸くする琴音。ちょっと待ってと言おうとした口を接吻で塞がれた。
寝転んだまま、腰や太ももをまさぐられる。片足を持ち上げられたかと思うと、義勇の手が蜜壷に添えられた。クチッという音と共にゆっくりと長い指が入ってくる。
「んんっ…!あ…、ん……、はっ」
義勇は琴音の唇から口を離し、胸に吸い付いた。チュッチュと赤子のように乳首を吸う義勇の頭を、無意識に抱きしめる琴音。
「ひんっ……!や、あ……、義勇……っ、」
先程まで繋がっていたこともあって、琴音の秘所はもうトロトロになっていた。