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妖刀使いの臆病呪術師【呪術廻戦】

第22章 呪い合い、殺し合い、



「!?、なずな!!」


突如動き出した車を見た伏黒が鋭く声を上げた。


クソッ、あの車にはまだ命令できたってことか……!
影から出すんじゃなかった。

……いや、出さなかったとしても命令されれば勝手に出てきたかもしれねぇ。


どちらにしても考えが及ばなかった。


車は3台とも加速しながら一直線になずなへ向かっていく。






「これで終わりだ!」


レジィはダメ押しになずなの足元にもレシートを落とす。
地面にに落ちるとトラバサミが再現された。


「っ!」


だが、なずなは少し目を見開いただけで足は止めなかった。


この領域内ではなずな自身の五感が強化されている。
視覚が強化されることでレジィの術式が発動する前にレシートの中身まで読めるし、聴覚の強化により伏黒の警戒の声やこちらに向かってくる車の音も拾えた。

しかもそちらに目を向けなくともどのくらい近づいてきているかまで聞き分けられる。


このくらい大丈夫、
全部避けられる……!


トラバサミを踏んでしまうが刃が閉じる前に鬼切で切り裂き、迫ってくる車を一刀両断。

すぐさま上に跳ぶと両断された車が爆発を起こし、立て続けにに飛び込んできた残りの車もそれに巻き込まれる。



領域内でのなずなの反射スピードはレジィの予測のはるか上をいっていた。




爆発をやり過ごしたなずなが着地し、再びレジィに向かう。



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