第1章 1章 崩壊そして邂逅
時は遡り玉依一族が襲われる少し前ーーー
鬼殺隊も2月最後の見回りを行っていた。
(結局、鬼の数と強さが上がっただけだったなァー)
柱も例外なく見回りを行っており、実弥も夜の街に目を光らせていた。
「………ゲッ!」
そんな実弥の進行方向に人影が現れた。
その人影を、認識した途端実弥は踵を返そうとした。
「不死川。」
しかし、実弥の願いは叶わず、実弥は義勇に声をかけられた。
「冨岡ァ…。てめぇ、なんで此処に居んだよォ。」
声をかけられた手前無視することが出来ず、実弥は振り返った。
傍目から見ても分からないが、実弥と仲良くなりたい義勇はここぞとばかりに無表情で近寄っていった。
「………。」
「冨岡てめェ!どう言う感情だよォ!近づくんじゃねェ!」
無表情で近寄って来る義勇に実弥は後ずさった。
「不死「カァァ!!!鬼出現ンン!!」
「「!!!!」」
義勇の声を遮り鎹鴉が声高らかに叫んだ。