第14章 鮮やかな日々よ
圧迫感を感じる挿入、脈を感じる熱。それだけじゃなくて愛してる人と身体が繋がってる事と安心感。セックスをする毎に感じ方を身体がどんどん覚えていって、イくタイミングは分かるようになったけれども制御なんて出来ない。悟は良く、我慢したとか耐えたっていうけれど私には出来なくて。
ぐん、と私の最奥へと悟が辿り着き、長く息を吐いて腰がゆっくり前後に動き始めた。
「今は軽めに済ませてもさー…、夜はもう、明日足腰立たないくらいにもっともっとオマエを抱き潰すからっ!」
ギシッ、キシ。
背筋を駆ける快感。素肌を撫でる悟の手が優しくて身を全て任せられる。
肩を…身震いするくらいに気持ちよくてもう我慢の限界で。昂ぶるものが一気に開放される瞬間が来た。
『ああっ!ん、んんーっ!』
私の中で行き来してる悟のペニスをぎゅうっと力いっぱいに何度も本気で締め付けてる。
苦しそうに耐えてる悟の顔が見えて、私は顔を背けた。またイッちゃった、気持ち良すぎて思いっきり。これには流石に悟もキレそう。
「うっ…、くっ、はぁーっ、はぁーっ、はぁー……
すっげー頑張ってイクの耐えたんだけれど僕凄くない?寸止めの五条悟君中出し回避って新聞の見出し出ちゃうかも…っ!」
『……スポニチかなにか?』
まだヒク、ヒク…と悟を緩く締め付けながら悟を見ると、んっ!と頭を向けている。
よしよし、偉い。良い子良い子と撫でると満足げに私の腰をしっかりと掴んで笑った。
「ねえ、中出ししちゃマジで駄目?絶対に責任ってか結婚してるし赤ちゃんくらい作り始めても…、」
『駄目』
こんな事をして駄目って言っても正直どうなんだって話だけれども。悟は分かった、と言って私の希望に沿ってくれる。
「──でも、僕マジでヤバイからラストスパート掛けて外で一回出すよ。激しくすっからハルカ、イキまくって気絶すんなよ?」
キシッ…ギシッギシッギシッ…!音を立てる度に身体が前後に揺すられてゆっくりと腰を振る度にじわじわと下腹部が感じ始めてる。
私がなのか悟がなのか…それともふたり共なのか。触れる肌は汗ばんでいて腰に触れてる悟の手の平が熱い。
きっと汗ばんでる私の胸元に悟は片手を伸ばして少し乱暴に鷲掴み、揉んでる。