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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第37章 繋ぐいのち、五条と春日の鎹


367.

ハルカが蒼空を産んでしばらくして…。

いやあ、子供ってのは大変だねえ~……!その体は小動物程度に小さいのにさ、とても騒がしくて世話がなんとも忙しい事!そして活発な時に視線を離した隙に凄い勢いで危険を危険と分からずに向かう無謀さ!
(どうしてあんなに死にたがるのかなあ…)

お腹が空いた!と泣き叫んでハルカのおっぱいを口にしてる間はピタッ!と泣き止んでとっても静かになる。しこたまミルクを飲んでお腹が膨れたらハルカか、もしくは僕がとんとんって叩いてゲップをさせて…。
空腹のひもじさも無くなって満足してさ、にこにこ可愛く振る舞って、僕たちに見守られながら安心して眠って。夫婦して交互に可愛いね、天使だねってその寝顔を覗き込んで……。

んで急に目を半開きになったかと思ったらギャン泣きしてどうしたのかと思えばうんこだおしっこでオムツが不快だって文句を言うように泣き叫ぶ!
さっきミルク飲んだってのに消化が早すぎだよね、特急列車か?ってふたりして初めての育児に振り回されて毎日が息子に翻弄されっぱなしさ!

よくもまあ、ハルカのおっぱいオンリーでこんな特急便が出来るよねえ~…特急便…とっきゅう"べん"……なんつって!

うんちは緩いから、男の子の勲章のたまたま周りとか拭いたり大変だし。
僕が生まれた時も親だとか、世話役がこういう事をして来たんだなって、親になって初めて子育ての大変さを思い知らされた。僕もきっとこんな風に迷惑を掛けたり、喜ばれたりされたのかな~……。

夜も朝まで寝られるのは稀で、僕とハルカで交互に夜泣きをした蒼空を眠れるように対処してさ……。

初めての子供が生まれてからは、家では彼女は子供中心の日々と、僕は日中…時々外泊での任務。その間ハルカはひとりで子供の世話と家事をしてさ……酷く疲れてるのがよく分かる…。
普通の家庭は家族でなんとかするものだけど、僕ら呪術師では日々の多忙さとこういう新しい家族が増えた家庭の両立は難しいってもの。そろそろ僕も家に頼んで世話役に子供を見てもらった方が良いかもしれないな。
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