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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第20章 星空の下で愛を語らう


軋むベッドは無い。ただ、寝袋やマットなどのポリエステル素材がカサ、とかサァ、とかいう擦れるささやかな音くらい。そして周辺は秋の虫の鳴き声。
テント内での物音は主に私達の荒い呼吸音と、接合部分の淫らな音。命の繋がり合う音でテントの外だとか気にしてられなくて夢中で盛りあってる。
悟は少しとろんとした目で、口元に笑みを浮かべた。

「んっ、すっごくイイねえ……っ!ただでさえオマエの中、気持ち良いのに。感じちゃってえっちなハルカの顔とか、いやらしく揺れてるおっぱいとか見ててすっごい堪らないんだけど…っ!」

『あっん…、悟が気持ち良いんなら、私も嬉しい…っ、ぁ、』

序盤よりも早まった接合部分の音。ぬちっぬちっ、と音を立てていて、私はそろそろイキそうで。

『はっあっ…!さと、る!イッ……、イッちゃうっ…!』

我慢しなきゃ、と思っても我慢なんて少ししか出来なくて。この気持ちよさに耐えられず言葉を尻すぼみになりながら目の前の悟に訴えた。その悟も苦しそうな我慢してるような表情で息を切らせて無意識か求めてしまってるのか、少し腰を振っていて。

「いいよっ、ハルカ…!オマエは早くイキなっ、僕の事いっぱい、ぎゅっと締めてっ!」
『あぅっ!あん、あっ…やぁっ、』

気持ち良すぎてどうにかなりそうなくらいになるくらいのイク手前の感覚。
跨ってちゃ、普段の悟の腰使いみたいな早さは出せないけれど、自分で動くから確実に感じるポイントばかりに集中出来る。
ああ、きた。もう我慢の限界だ。
その感覚が襲う時に自分の一番奥に先端がこつん、と当たるまでしっかりと招き入れて、やってきた絶頂を迎えた。

『あっ、つ、ぅ……っ!』
「…っう、ハルカっ……ああっ、」

ぎゅう、ぎゅうと悟を思いっきり締め始めると支えていた悟は私の身体をぎゅっと力いっぱいに抱きしめる。
その彼の背に、肩に引き寄せる様に私もがっしりとしがみつき、爪で引っ掻いてしまいながら縋り付いていると、私とは違う律動を中で感じた。血流のようにびく、びくっという跳ねるような動きと悟自身が僅かに腰を動かしてこれ以上進めない先へ、もっともっと奥へと突いている感覚。
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