第20章 星空の下で愛を語らう
触れる程度に数度耳に口付けていれば、唇に触れる耳の体温が上がっていく。さっきよりも赤い。
私の腰を支える悟の手が熱っぽく、そして汗をじわりとかいていた。
「僕を煽りに来るなんて随分とご立派なモンだよ、オマエ…。そんなハルカが一生懸命に腰を動かすの、僕見てみたくなっちゃったなあ!」
『は、あ…っ?』
密着した身体を離し、悟を見れば今にも命令が下れば食らいつきに行きそうな獣みたいな表情をしてる。
「だーかーら。僕、この状態のままでハルカに攻められたいの。動かないでじっくりえっちなハルカを堪能するから対面座位しろって言ってんだよ」
顔を少し伏せる悟。その視線の先はコンドームを装着した悟のもの。
「ほら、充分に濡れてるだろ?オマエ。僕をそろそろ迎えに来てくれないと始まれないよ?
……ちゃーんと僕をイカせてくれないと、テントの外でするよ?公園内にコオロギも黙るような、肌のぶつかる音立ててやろうか?」
『外でするのはやだ……』
虫に刺されるし。絶対興奮してハードに抜き差しされるだろうし。本当に人が居なくともそういう事はいけないことだと分かっているし……。
かなり楽しそうな悟。私は少し腰を上げて、片手で悟の硬くなったものにゴム越しに片手で触れながら私の今、一番濡れている場所に導く。
ごくり、と生唾を飲む音が近くで聴こえて私はそのまま下を見ながら腰を少しずつ落としていく。
まだ出されていない、空気を潰したスペースのある先端が私の下半身に触れる。ゴム越しの先端、熱くて硬くて…ゆっくりと腰を降ろして先端のでっぱりのあるものが入ってはちょっとだけ腰を上げてまたゆっくりと体重を掛けて沈めて行く。
半分ほど入って来たので、私の中へ迎えようと支えていた手を離して悟の背に手を回した。
ずぶぶ、とゆっくり腰を。時に少し浮かしながら体重のままに沈めて行けば私の中に深く入っていく。深く深く受け入れて行けばしっかりと私と悟がひとつに繋がれて、一番奥でこつん、と彼の先端を感じる。
最後まで入り切ると難しい顔してた悟は深く息を吐いた。