第1章 おかえりえっち
「今までで、一番早かったんじゃない?」
と私が言うと、勝己くんはうるせぇと言って私に自分のモノを、挿入した。
気持ちいい圧迫感に満たされるこの感じは、あの初めての夜にとても似ていた。
「あああああ、ああ、あ…」
何百回身体を重ねたか。声を出すのが恥ずかしい気持ちなんて、もう二人の間にはない。
「っ」
「勝己くんっ」
「......かわいい」
「え」
久しぶりに言ってくれたからびっくりして顔を見上げて見たら、少し赤くなっていた。
「嬉しいな」
私が言うと目を逸らして
「......うっせえな」
少し照れたのか、ズンっと深く
挿れられる。
「やぁ......!」
余裕のない私に容赦なく勝己くんは腰を打ちつけた。
奥にあたってじわじわと気持ちいいのがのぼってくる。
「あ♡ あ♡ あ♡ あ♡ あ♡」
私の嬌声が他人事のようにぬるい暗闇に溶ける。
「ねぇ、気持ちいのくる♡イっちゃう」
お腹の奥がじんじんして、勝己くんのことしか考えられなくなる。
「出すぞ......」
勝己くんの大きい手に強く掴まれてる私の腰は、そう言われると同時に勝手にビクビクと浮いた。
「可愛い、#NAME1」
ニヤリと勝己くんが笑った。
今まで容赦なく私をいじめてた体がゆっくりとした動きになる。勝己くんは私の中に腰を深く深く落として、一気に抜いた。ビリビリとした感覚が体を流れる。腰を掴んでいる勝己くんの手が、力を失っていく。
「、好きだ」
「…私も」
二人とも汗だくで裸なのに強く抱きしめあった。
勝己くん、ドキドキしてる。
「本当に好きだ」
勝己くんは頷いた私の頭を、たっぷり撫でてくれた。