第7章 俺の話をきいてほしい。
「名前は?」
「立松颯太だ。」
「素敵な名前ね!」
ニコ。
何処と無くその笑顔が
冬海に似ていた…。
その笑顔に魅了されて
一言もなにも言えなかった。
「それで…。どーしたの?」
優しい笑顔で
彼女は話しかけてきた
「なぁ。だれよりも分かりあってたって
自信はあったのに
実際は一方的に自分だけが、
自惚れてて、
でも悔しくて
だけど
相手幸せも願いたいんだ………………………。どーすればいい?」
彼女は少し
固まった様子だった。
そりゃあそーだよな。
さっき会ったばっかりなのに
いきなり意味不明な質問されたら
こうなるよな…
「ごめん。今の気にしないで」