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春夏秋冬

第7章 俺の話をきいてほしい。


「大丈夫?」



そう声をかけてきた。



なんか、普通逆だろ…。


女に助けられるとか

俺、情けねぇ…。


「あ、うん。ありがとな」


すると彼女は大笑いした。

なんだ。ばかにしたのか!?

「お礼なんていいよ。

同じ水泳部なんだから!」





彼女はものすごくニカッと笑った。






俺はそのとき、


初めて感じたのだった。


こんなにも苦しくて、

胸が痛くて

泣きたくなるくらい

辛い感情を。



そして俺たちは

仲良くなっていった。
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