第5章 なんかドキドキする。
「これで何人目だよ」
「9人目」
「すごいな……俺も今日10人くらい」
「あぁ。彼氏なんて欲しくないw」
「ふーん。非リアの考えることじゃん。
そのまんま」
「なんか非リアって響き悪い…」
「まぁ、俺も彼女欲しくないし…」
「非リアだね…私たち」
「あ、そーだいいこと考えた。」
入谷くんは私の耳元で
ゴニョゴニョと言い出した…
「それって入谷くんに迷惑かかるじゃん」
「いーよ。俺もそっちの方が楽だし」
「よくそんな事思いついたねw」
こうして
私は
入谷くんの
ウソカノを
始めたのだった。